走る阿呆になりました。

もう5月



とくしまマラソンが終わって、一週間が過ぎようと
しています。



大会前日から天気予報は、「嵐」・・・へえ〜〜??
そしたら、やっぱり朝から雨、風も吹き荒れている。
これって、大丈夫なのかなあ??
しかし、予定通りの開催
ここまで来たら、走るか走らないかは、自分で判断するしかない
で、私は、走ることにしました。



走ってるうちに、風も止むかもしれないな・・・なんて気楽な考えも




結局、雨は、降ってました。風もずっと弱まることなく
最後まで、台風並のが吹いてました。
吹き飛ばされそうでした・・・コワ!



翌日の新聞に書いてありました。
「最大瞬間風速22.5m」




走歴16年。フル、ハーフ、10kmや5kmといった短い距離の大会も含めると、
きっと100近い、大会に出てきたと思います。
が、しかしこんな気象条件の中、走るのはほんま初めてです。





雨や寒さ対策に、使われる「ビニールのゴミ袋」
頭と腕を通す穴を3箇所あけて使うんですが
それ今回初めて使いました。



スタート地点に向かう人々




スタート位置に並んでいると、どこからか聞こえてきます。
「最悪やなあ 全然楽しくないんやけど・・・どうする?・・・わははは」
笑うしかないと、冗談半分に、若い男の子が話しています。



後で聞く話では、スタートゲートが、強風で倒れたらしい
けが人は無かったということなので、良かったのですが。



そして9時、スタート
こんなお天気やから、応援もほとんど無いだろなあ
淋しいけど、しゃあないし・・・・



それが、なんとスタート地点を過ぎたところから、合羽を着たり、
傘を風に煽られながら応援してくれる人が、沿道にたくさん!



ええ!! こんな台風みたいなお天気やのに
逆に、申し訳なくなってくるじゃないですか



       
       地元紙のHPからお借りしました。
       新しく開通した「阿波しらさぎ大橋」を進むランナー



今回は、今までのコースと違って、吉野川河口に新しく掛かった橋の
開通記念ということで、渡り初めも兼ねてコースが変わっています。



その新しい橋を渡って、北岸のコースに入るのですが、それがどうした?って感じで
雨と強風で、何がなんだか訳分からんし、写真など撮る余裕は、まったくなくて、
なので、あんまり画像が無いです。




それやのに、応援の人たちが途切れない!!
ちいさな子どもからお年寄りまで、合羽をきて、たぶん半分濡れてると思うんだけど、
一生懸命応援してくれるんです。



立ってられなかったのでしょう
おじいちゃんとおばあちゃんが、土手の茂みに座り込んで、応援してくれてました。




「体、壊すよ。無理せんといてよ」って、心の中は、熱いもの感じるし、感謝で一杯になるし




北岸は、追い風で、そこそこ楽に走れたけど
25km辺りで、橋を渡って南岸へ折り返すと、向かい風
前かがみになって、耐えながら走るけど、なかなか前に進めない
吉野川という大河にそった土手
何にも遮るものが無いから、どうしょうもない
ちょっと回りを見れば、ビニールハウスのビニールが外れて、バッサバッサと風に煽られてる
ビニールの合羽が、ボロボロになってしまったランナーもいてて、
ゴミ袋の方が、正解かなって思ったり




晴れていれば、雄大ですがすがしい風景が拡がっているはずなのに・・・



エイドステーションで、飲料を渡してくれるボランティアの中学生やおばちゃん
誘導してくれるおじさん。関門の所で、コードにかぶせたラバーにつまづかないようにと
大声で、誘導してくれるお兄さん。
低体温症で、走れなくなったランナーも今回続出して、必死で救護に当たる医療スタッフ



もうみんなずぶ濡れで、我々ランナーをサポートしてくれます。



みんな風邪引いたりしてないかなあ
体、壊してないかなあ
雨と風の中、応援してくれた沿道のみなさん
ずぶ濡れになりながら、サポートしてくださったボランティアやスタッフのみなさん
本当にありがとうございました。
この場を、借りてお礼を申し上げます。



とくしまマラソンは、開催5回目にして、申し込みが殺到する人気の大会になりました。
県外からも数千人の参加者があります。
でも今回の大会は、賛否両論。
そしていろんな改善点、問題点を残した大会だったと思います。



それを今後に活かして、また参加したいと思ってくれる大会になればいいなあって
県民のひとりとして思います。




まあいろいろありますが、走って良かった。
ゲストランナーのQちゃんこと高橋尚子さんとゴールで、
ハイタッチできたし
某テレビ局の企画で参加してた野々村真さんの近くを数キロ併走できたし、
そして、いちばんはフル完走10回目の記念大会になったことです




Qちゃんが、開会セレモニーで、言ってたそうです。
「このお天気で、完走できたらきっといい思い出になるし、自信になります」
ゴール地点で、制限時間一杯まで、笑顔でランナーを迎えてくれました。

Qちゃんって、良い人だなあ




      
     完走記念メダル


今回のデータ
    ネットタイム5時間34分30秒 女子総合892位/2257人

         9525人が出場 8031人が完走
          完走率は、過去最低84.3%