出羽島再び

地元の人たちが、「てばじま」と呼ぶ牟岐町出羽島で
2月3日から3月いっぱいまでの約2ヶ月間、アート展が開催されています。
普段の日の方が、混んでなくていいだろうと、先日休みを取って、Mさんと行ってきました。


「今回のイベント開催で作られた、島の絵地図」


8時半出航の連絡船に乗ったのですが、もう船内は、お客さんで満席になっています。
私が知る範囲でこういうことは、今までなかった。


以前にもこのブログで訪れた時のことを記事にして紹介しました
時が止まったような静かな静かな出羽島

それが、打って変わって、毎日のようにたくさんの人々が、この島を訪れています。
こんなに島がにぎやかなのは、何十年ぶり?って、思うくらい活気付いています。

このアート展で出羽島が一躍有名になったのは、間違いない・・・かな?
阪神方面からも噂を聞いて来られる方もいるようで
ガイドさんについて一緒に回ったご夫婦も神戸から来られたとか




津波を記録する碑」
              
       「立派な彫刻が施され、かつての繁栄を物語っています」


何度と無く訪れている出羽島だけど、ガイドさんの説明を聞きながら歩くのは、はじめてです。
今の出羽島での暮らしや、歴史、自然について、教えてもらって、とても良かったし、
家並みや、建造物にも貴重なものがあって、連綿と続く歴史が、ここにもあるんだと
当たり前かもしれないけど、感動してしまいました。




30名余りのアーティストが参加し作品を展示しています。
空き家を利用した展示、屋外や浜辺などでの展示
個性あふれる作品が展示されています。


「あれも作品。芸術???と、見入っているMさん」


  
            
  

            

作者本人が、「芸術だあ!」と言えば芸術かもな(・・?) エッ・・・みたいなのとか
なんと申し上げて良いのか???みたいなのも・・・・
(^O^)いろいろありました。
            
   「これは、アートじゃないんだけど・・・ ドリームキャッチャー?」




この島の、人口は今、約80名ほどで、一番若い人は、30代の男性とのこと
Mさんが、「嫁さん、世話したらなあかんねえ」と言うと、テングサ干しをしていたおばちゃんが、
「彼女おるんでよ!かいらしい娘でよ」と
そして近々結婚して島に来てくれるとのこと。うれしい良い話を聞きました。



平成4年。生徒6人 教員6人を最後に廃校になった小学校
この年、島民は、250名余り
20年の月日を感じます。

「半分くらいが空き家です。」

               


周囲4キロの小さな島。車もバイクも走っていません。自転車くらいです。
入り江を取り囲むように立ち並ぶ家並みを端から端まで行っても1キロあるのかな?




「うねりが大きくて、木の葉のように揺られながら、帰ってきました」



また来年もこんなイベントが出来て、たくさんの人たちが来てくれるといいなあって思います。
でもその反面、いつまでも静かで、どこか懐かしさが漂う場所であってほしいと願ってしまいます。



   PS:この日、初めて大ウナギさんに会うことが出来ました。チラッとですけど・・・ラッキー^^



                                  ★