キレンゲショウマ

チビバイで、剣山に行ってきました。

キレンゲショウマの花を見てきました。


 キレンゲショウマ




キレンゲショウマは、希少な高山植物で、限られた場所にしか
咲きません。
もう10数年前になるのですが、知り合いに誘われて
この花を、見に行きました。
その時は、「へ〜〜」って、感じで、ゴク普通に「きれいなあ」
位の感動でした。



その1〜2年後に、これも知り合いに勧められて
宮尾登美子さんの小説『天涯の花』を読みました。
剣山を舞台に、純粋で可憐な少女が一人の女性として
成長していく様が、描かれています。



この小説の最後にキレンゲショウマが、出てきます。
険しい山の奥深く、ひっそりと咲く可憐な花。



『天涯の花』は、まさしくこの少女だし、キレンゲショウマのことなんだ
読み終えて、何ともいえない不思議な感動に包まれました。



それからずっとこの花が忘れらず、できればバイクで、行きたいと
思い続けていました。
チビバイは、このために買ったようなもんです。



キレンゲショウマが、咲くのは、7月末から8月のお盆の頃までです。
この間は、たくさんの人が、この花を目当てに剣山を訪れます。
こんなに、知られるようになったのは、やはり小説『天涯の花』が
きっかけのようです。


見ノ越(登山口)まで、1.5km


見ノ越に着きました。
 涼しい


靴を履き替えていよいよ登ります。
頂上まで、4kmの道のりです。フウフウ息が切れます。
ここ半年、ジョギングもしてないので、運動不足です。


こんな風景を見ると、しんどいけど、頑張れます。
もう大分前ですけど、「剣山いっき登りマラソン」なんてのがあって、
ここを走り上がったんですよ・・・一回だけですけど
今は、できません(>_<)


下界は、良い天気だったのに
ほんとは頂上方面が見えるはずですが、雲に覆われて見えません。

頂上ヒュッテ、中は、たくさんの登山客で、賑わっています。
温度計が20℃を切ってます。
肌寒いし、雨まで降ってきました。

剣山頂上 標高1955m
2時間ぐらいかかりました。
休憩がてら、作ってきたおにぎりを食べて、腹ごしらえです。
ここから少し下った所に、「行場」と呼ばれる修験の場所があって
そのあたりが、キレンゲショウマの自生地になっています。
道は、かなり険しいです。




ガスがたち込めて、雨の粒子のようなものが、あたります。



かなり急な斜面に、何者も寄せ付けまいとするように咲くキレンゲショウマ。
でも可憐な姿を見ることが出来ました。





この流れは、祖谷川(いやがわ)の源流。
空になったペットボトルに、入れました。
水道水とは全然ちがう、まろやかで、冷たくて美味しかったです。



剣山で、出合った高山植物です。ほんの一部ですが

  


帰り道で、写したものです。こんなに良いお天気なのに・・・
剣山頂上の360度の雄大な景色が、見られなかったのが、すこし残念です。


空が、きれい。帰ります。
また行きます。すばらしい景色に、出会えるのを楽しみに





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