信州へ・・・おしまい
テントのそばに、段ボール箱が置いてあって
中に、薪と新聞紙
それと、ビニール袋に、ブドウがひと房・・・
管理人のおじさんに、無事に帰りついたと、電話。
「しばらく待ってたんだけどね・・・ブドウ置いといたけどわかった?」
「ありがとございます。道に迷って・・・すみません」
明日は、帰る
はくさんフウロの花
今夜は、たった一人、
暗闇の中で、また小さな焚き火をする
やっぱり薪が湿ってて、燃え上がらない
置いてくれてたブドウをほおばりながら、箱の中の
薪がなくなるまで燃やす
焚き火の揺れる炎をぼんやり眺めながら
時折、背後に気配を感じながら(;゚∇゚)_
トイレと水場の電気をつけっ放しにしておいてくれたので
まあ何とか、大丈夫で・・
そのうち燃やす薪が無くなり、テントに入いる
ライトを付けたまま、ウォークマンで歌を聴きながら
寝袋にくるまる
すぐ側を谷川が流れているのだけど
かなりの急流で、轟々と、世の中の物音、全部かき消してしまうほどの
音をたてて流れている
こんなにやかましかったかなあ?
そう思いながら、必死で、聞き耳を立てている
気が付けば、夜明け前
心配したけど、まあまあ熟睡できた。
さて、今日はひたすら帰るのみ
しかし空は、雨雲がたれこめ今にも雨が落ちてきそうだ
キャンプ場から、少し山を下りると、りんご畑や
ぶどう棚、刈り入れられた稲藁が干されていたりと山里の風景が広がっている
今回は、絶対寒いだろうから、寝る時だけは
寒くないように、と安物の装備で苦心した。
衣類は、フリースの上下、寝袋は3季用と夏用を重ねて
足元に、カイロを二つ張った。
これで、ばっちりやったワ・・・と、自慢げに後で息子に話すと
「そんなんせんと、寝袋の良いの買いなよ」とあきれた口調だった
あぁ そうしたいけどね・・・・
今回は・・というか今回もよく迷いました。
最後の締めは、自動車道一区間逆走(行くべき方向の逆)
いったん下りて、乗りなおし・・・(=_=;)
この旅で、自分の方向感覚の無さをしっかり自覚させてもらいました。
でもね。それでも良いんです!
ちゃんと行って、帰ってきてるから(^_-)-☆
その後は、長野自動車道から中央道〜と
来た道を順調に走り、無事明るいうちに、帰着。
休憩するたび、いろんな人と話をした
こんなことって、めずらしい
名古屋の大学で英語を教えてるというアメリカ人のおっちゃん
ラビット50台持ってる・・・なんて、言ってた。
ほんとかな?
春に行った伊良湖方面から来たという女性ライダーさん
よく笑う人。
怪しい双眼鏡を覗かせてくれたお兄さん
女性でバイクに乗ってる人初めて見た!だって
大型バイクでウエアもばっちりのちょっとモヤシっぽい
お兄さんは、気ままな旅の最中とか
いろんな人との出会いがあって
焦ったり、どきどきしたり・・・・
まっ とにかく良い旅させて頂きました。
ありがとう