あずり越

お盆休みのある日、急に思い立って
近くの山を歩きに行ってきました。
でももう9月になってしまいましたが・・・



「あずり越」という縦走路があり、静かなブームという記事を数ヶ月前に、
地元紙に掲載されているのを見て、ずっと歩いてみたいと思っていました。

「あずり越」の「あずり」は、徳島の方言で(徳島だけではないみただけど)、
難儀なこととか、思うようにならずに苦労するようなことを意味する「あずる」という言葉から来ているようです。
かつて源頼朝が、四国に上陸し屋島を目指した折、この峠を「あずり」ながら超えたという言い伝えから
この名が、ついたそうです。

また18番札所恩山寺へ山越えする旧遍路道でもあって、弘法大師も歩いたとか^^



とにかくあずり越への入り口は、いつもジョギングや散策で、おなじみの文化の森総合公園の一角にあり、
自宅からも近いし、思い立ったが吉日とばかりに、出かけることにしました。
実は、ここで生まれて育ったのに、こんな道があるなんて知りませんでした。




梅干おにぎり3個とバナナ一本。500ccのペットボトル2本に、麦茶を摘め
デイパックに入れて、朝10時半自宅出発。


娘に「熱中症になるじょ」
(んん ほんまやなあ 一番暑い時間帯やなあ・・・・意地でも熱中症にはならんけん!!)



ブームのお陰で、真新しい道案内が、立っています。




木々が、枝葉を目いっぱい伸ばして、空が見えないくらいに
覆いかぶさって、夏のきつい日差しを遮ってくれてます。
道は、思ったより狭くて、獣道のような所もあります。
最高標高が230mの稜線の道を、行きます。





時折、視界が開けて、眼下に田園風景が拡がります。




文化の森公園から山を越えて、徳島市動・植物園までの5kmを
往復するつもりでいました。
でも やっぱり いつものように、道を間違えてずっと手前で、里に下りてしまい
炎天下の中、アスファルト路を歩くことに、なってしまいました。


暑さと空腹で、へろへろ状態
小さなお稲荷さんを見つけて休憩することにしました。
ちょうど心地良い風が吹いて、日陰もあります。お腹も満たされて
ぼんやりしているうちに、うつらうつら・・・・半時間ほど眠ってしまいました。
お礼に、わずかですがお賽銭を入れて、手を合わせ再び歩き始めました。


再びアスファルト路を歩きます。道端に咲いていた小さな花。


動・植物園から、再び文化の森公園を目指します。


植物園の散策路に、竹で作られたオブジェ? 
気をつけて・・・なんて、言ってくれてそうです。


途中こんな石碑がありました。ここが「あずり越」の分岐点になるのでしょうか?
この写真は、撮れなかったので、あるHPから、拝借しました。


お世話になった竹の杖です。有ると無いでは、大きな違い。

歩き通した距離は、約15〜16km。約6時間かかりました。
すごいたくさん歩いたなあ・・・なんて、我ながら感心してたんですが、
よ〜く考えると、マラソンの時は、いつも6時間近く走ってるんですよねえ(^_^;)

しかし適当な靴で、歩いたから足指の爪が、真っ黒(@_@;)
今度、山歩きをするときは、気をつけなくちゃ


でも楽しかった(^v^)  次はどこに行こうかなあ
なんて、次の行き先を考えてます。

もう少し涼しくなったら・・・・・